BASIC CUSTOMIZING TIPS
カスタム・ホットウィール入門 初級編

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【下地処理 1】

剥離の済んだZamac状態のボディに#400程度のペーパーを
念入りにかけます。またバリやパーティングラインがあれば精密ヤスリ
等で修正しておく必要があります。ペーパーがけが終了したら
中性洗剤などでよく洗い水分をよく乾燥させておきましょう。
(写真はペーパーがけ終了したもの)

※ 曲面部分などのペーパーがけが難しい箇所にはホームセンター等
で市販されてるスポンジ研磨剤が非常に便利です。#200〜#1500
くらいまで各種あります。


【下地処理 2】

適当な材料を使ってボディを固定します。ゴミやホコリが付いてないこと
を確認してプラサフを吹きます。一気に塗ろうと思わず薄く何回も塗り
重ねる要領で吹きます。

プラサフが乾いたら#1000程度のペーパーを軽くかけておきます。

※ 缶スプレータイプのプラサフは吹く前によ〜く振っておくこと


【下地処理 3】

今回は赤にリペイント予定なので発色をよくする為にベースホワイトを
吹いておきます。ボディカラーが隠ぺい力の強い黒や青などの場合は
次に進んで下さい。

こちらも塗料が乾いたら#1000
程度のペーパーで仕上げておきます。


【本塗装】

さあ、いよいよ本塗装です。塗装には「筆塗り」「缶スプレー」「エア
ブラシ」とやり方はいろいろあります。
ボディ全体の塗装には缶スプレーもしくはエアブラシがいいでしょう。
(もちろん筆塗りでもOK)

エアブラシの場合........塗料を2.5倍程度に薄めたものをカップに入れ
必ず試し吹きをしてから塗装して下さい。初めは薄く色が付く程度に!
乾燥後2〜4回くらい色を重ねていきます。

缶スプレーの場合.......プラサフ同様、缶をよく振り塗料を攪拌します。
できるだけ同じ方向に一定のスピードで3〜4回塗装しましょう。

塗装終了後はホコリが付かない様に注意して2〜3日乾燥させます。


【タイヤ(ホイール)の交換 1】

塗装が乾燥する間にシャシーのカスタムをしておきます。
ストックのホイールでも構いませんが、どうせカスタムするならホイール
も履き替えましょう。

HWのほかにも1/64クラスのミニカーであれば大抵のモノは流用する
ことが出来ます。中でもJohnny LightningやRevellなどのタイヤ(ホイー
ル)は比較的に手に入りやすく、また出来もいいのでオススメです。


【タイヤ(ホイール)の交換 2】

今回のデリバリーは例外ですが、多くのHWは写真の丸印のように
爪でシャフトをかしめてあります。(写真はWAY 2 FAST)
プラ製のシャシーであればカッター等で簡単に削ることが出来ます。
金属製のシャシーの場合はリューターなどを使って削り落とします。
またリューターがない場合は、強力ニッパーなどで爪を強引に切り取る
という方法もあります。

履き替えたタイヤはエポキシ接着剤などでシャフトを固定します。


【おまけ(フレイムス)】

HW=Flames(フレイムス)という訳でサイドにフレイムスを入れます。
フレイムスを入れる方法としては、「手書き」「マスキング」「デカール」と
いう具合にさまざまなやり方がありますが、今回は自作デカールを貼る
ことにしました。
デカールの貼り方は特に説明しませんが、モノが小さいだけに慎重に
貼りましょう。また曲面やデコボコした箇所へ貼る場合は蒸タオルや
デカールフィットなどを使うときれいに貼れます。

貼ったあとは最低1日は乾燥させましょう。


【クリヤーコート】

ボディが完全に乾燥したらクリヤーを吹いてコーティングします。
デカールを貼った場合は初めに水性のクリヤーを吹いたほうが無難
だと思います。クリヤーも同様に一度に厚く塗りすぎるとタレてしまう
ので薄く薄く重ねていきます。